
こんにちは、キムゴンです。
FXや株式のチャートを分析するにあたって指針となるテクニカル分析方法を持っておくことは非常に大切だと思う。
また、一つの方法に頼るのではなく数パターンの手法を用意しておき、相場によって使い分けることも重要となります。
今回からテクニカル分析方法の一つであるエリオット波動について解説していきます。
目次
エリオット波動 とは
エリオット波動 とは ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した相場を読み解くための波動原理のことです。
エリオット波動はフィボナッチや群集心理を元にされた自然の法則を用いた波動であるためどのような相場でも読みとてることが可能だとされています。
エリオット波動が提唱されてからかなり時間がたった今でも世界中にエリオット波動研究者(エリオティシャン)は多数います。
では、エリオット波動がどのようなものなのか具体的に見ていきましょう。
推進5波動・修正3波動
エリオットは相場は波動を推進する推進波と修正する修正波に分けられると言っています。
さらに推進波は5波動、修正波は3波動から形成されるとされています。
次に、エリオット波動において最も重要なフラクタル構造について解説します。

フラクタル構造
フラクタル構造とはある図形を分解してもその一回り大きな図形と全く同じ形が形成されていることを言います。
言葉で説明されても分かりづらいと思うので例を見てみましょう。

上の図1~6は三角形のみで形成されていることがわかりますでしょうか。
大きな一つの三角形の中には一回り小さな三角形が生成され、そのさらに中にはより小さな三角形が形成されています。
このように同じ形が大きさを変えて何度も出現することをフラクタル構造と言います。
このフラクタル構造が相場にも出現するというのがエリオット波動重要な点となります。
実際に上昇の推進波を用いてエリオット波動のフラクタル構造を下図に示しました。

①という大きな波は(1)~(5)波で形成されており、さらに(1)波は1~5波で形成さるようにフラクタル構造が形成されています。
以上2点
- エリオット波動は推進5波動、修正3波動で形成される。
- エリオット波動はフラクタル構造をとる。
がエリオット波動の基本概念となります。
このほかにもエリオット波動には細かな原則と法則が存在し、推進波・修正波にも多くの種類がします。
次回以降の記事でこれらについて解説して行こうと思います。