基本情報技術者

【完全独学で合格!】 基本情報技術者 午前試験の勉強方法とお勧め参考書

毎年多くの人が受験し「ITエンジニアの登竜門」と称される 基本情報技術者 ですが、全くの初学者にはかなり合格が難しい試験となっています。

そのような方に向けて、完全独学でIT初学者でも合格できる勉強方法とオススメ参考書をご紹介します。

実際に私もIT知識を全く知らない段階から2ヶ月間の独学で合格へ至りました!

今回は午前試験対策編としてまとめさせていただきます。

目次

  1. 基本情報技術者試験 とは?
  2. 基本情報技術者 午前試験とは?
  3. 午前試験において準備する心構え3選
  4. オススメ参考書・勉強方法
  5. CBT方式導入後の勉強方法
  6. Q&A
  7. まとめ

基本情報技術者試験 とは?

まずは基本情報技術者試験がどこに位置付けされている試験なのかなどの概要を説明します。

ITエンジニアの登竜門と呼ばれている

出典:情報処理技術者試験 試験要綱

基本情報技術者試験は上記より 情報処理技術者 またはそれを志す人を対象とした基本的知識・技能を問う試験です。

基本的な内容が問われることから「ITエンジニアの登竜門」と言われています。

登竜門と言われていることから合格は容易ではなく、初学者で挫折する人も少なくありません。

開催日程・合格率・平均勉強時間

開催日数・合格率・平均勉強時間は以下のようになっています。

開催日春・秋(年2回) ※
合格率約20%
平均勉強時間約200時間

平均勉強時間が200時間ということもあり、合格には2ヶ月から3ヶ月の勉強期間が必要となります。

問われる範囲が広いこともあり多くの勉強時間が必要となりますが当記事で最適な参考書をご紹介しまするのでそれに取り組んでいただければ初学者でも合格できると思います。

※2020年度以降は近年(2022年2月現在)の新型コロナウイルスの影響でCBT方式での開催が行われています。それに伴って試験も通年随時実施しております。

基本情報技術者試験 午前試験とは

範囲が膨大な午前試験についてまとめました。

問題数・試験時間

問題数80問
試験時間150分
出題形式選択問題
合格条件60点以上取得
(100点満点中) ※

※午前・午後両方60点を超えることが合格条件である

午前試験に関しては150分で選択問題80問に回答します。

試験時間が足らなくなることを心配されるかもしれませんが十二分に余裕が持てる時間設定となっています。

落ち着いて回答し、何度も見直しを行うことができます。

出題内容

出題内容はテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野に別れており、およその出題数は以下のようになっています。

テクノロジ系:マネジメント系:ストラテジ系=50:10:20

出題数に偏りがありますが、午後試験対策も兼ねていることから満遍なく勉強し簡単な問題で点数を稼ぐことが大切となります。

午前試験において準備する心構え3選

学習を開始する前に以下の心構えを持っておきましょう。

範囲が広いのでとりあえず1周しよう

参考書を手に取っていただければわかるとおり 基本情報技術者 は範囲が膨大です。

そのため、各単語を完璧に理解しようとせずにとりあえず1周参考書に目を通しましょう。

お勧めの参考書はこちら

薄く・イラストが豊富で簡単な参考書をまず1周しよう

参考書を1周するにしても初学者にはかなりキツイと思います。

基本情報技術者の参考者はイラストが少ないものが多くかなり硬派な作りとなっています(おそらく各単語にイラスト解説を入れるとページ数がとんでもないことになるからだと思われます)。

したがって、初学者は一つ階級を落としてITパスポート( 基本情報技術者 の下位試験)の参考書を前段として活用しましょう。

イラストが豊富なITパスポート参考書はこちら

満点は狙わない

何度も言いますが基本情報技術者試験は範囲が膨大です。

さらに参考書に記載されていない単語について問われることもあります。

そのような単語まで覚えようとするのは非効率極まりないです。

したがって満点を狙いに行こうとせずに過去問で8割、本番で7割程度の正答率を目指します。

午後試験を気にして午前試験に力を入れすぎる人がいますが、これはかえって間違いです。

確かに午後試験では午前試験の内容が長文問題として問われるため十分な基礎知識を養う必要があります。

しかし、午後試験で問われる内容はオーソドックスな用語に関する内容ばかりです。

したがって、午前試験は最重要単語を抑えた上で、過去問で8割、本番で7割程度の正答率で十分といえます。

output7割・input3割

基本情報技術者試験のような範囲が広い試験ほどoutput重視で取り組みましょう。

outputで過去問に取り組むことにより単語の理解度が深まり、その単語がどのように問われるのかが分かってきます。

正解した経験より失敗した経験の方が記憶にも定着しやすいのでどんどん問題を解いていきましょう。

体感的になりますがoutput7割、input3割の割合で勉強すると効率よく学習できると思います。

inputに費やした倍の時間をoutputに費やすイメージで学習を進めてください。

おススメ参考書・勉強方法

お勧め参考書を紹介します。

IT初学者はここから!

完全初学者はITパスポートの以下の参考書をお勧めします。

ITパスポートも参考書によっては分厚くイラストが少ないものもあるのですが、この参考書はイラスト重視・わかりやすさ特化型となっています。

その点、内容が薄い・網羅性がないなどのデメリットがありますが、最重要単語を正しく理解するには打って付けの参考書となっています。

こちらで記載している内容は最低限理解しておきましょう。

といっても、非常に簡潔でわかりやすく書かれているので苦も無く読み進めることができると思います。

itec 基本情報技術者 午前対策試験書

ある程度基礎知識がある方、初学者で上記参考書を理解された方は基本情報技術者対策の参考書を活用しましょう。

この参考書はかなり硬派な部類ですが網羅性が非常に高く、演習問題も豊富なのでオススメです。

網羅性が高い分、かなり分厚い参考書となっています。

したがって、全て覚えようとはせずに、1周目を通した後は過去問演習で分からなかった単語を調べる辞書に用いることが良いと思います。

過去問演習が超大切

午前試験対策で最も大切なのは過去問演習です。

実は午前試験で問われる内容の50%強は過去に出題された問題の類似問題(問い方を変えただけなど)となっているからです。

したがって、過去問演習の量が合格率に直結してきます。

過去問演習においての注意点として、分からない単語を参考書で調べる時、必ずその周辺の文章にも目を通すようにしましょう。

一見遠回りに見えますが、周辺知識を理解することは暗記する上で非常に大切です。

良い過去問演習を通して合格へ近づいてください。

過去問はこちらから無料で入手できます。

CBT方式導入後の勉強方法

新型コロナウイルスの影響で2021年から現在(2022年2月)までCBT方式が実施されております。

従来の紙の試験とは異なりパソコンに向かって受験することから戸惑われる方もおられると思います。

しかし、午前試験に関して言えばCBTに対する対策は必要ありません。

試験問題が一問一答のような形なので紙上で解くのと差はないと思います。

したがって、上記で説明した参考書を用いて対策するれば十分です。

Q&A

ここではよくある質問に関して回答していきます。

過去問演習を始めるタイミングはいつ頃でしょうか?

itecの参考書に一通り目を通したら過去問演習に入るべきだと思います。

早いと思われるかもしれませんが、分厚い参考書を読んで理解するよりか過去問で間違えた問題を一つ一つ理解していく方が身につきます。

初めのうちは不正解ばかりだと思いますが、何度でも繰り返し同じ問題を解いていくうちに単語も身につき、合格点を超えています。

なので参考書を1週したらどんどん過去問演習しましょう!!

午前試験である程度点数が取れるようになってきてから午後試験対策を始めるべきでしょうか?

はい、午後試験は午前試験の内容を長文問題として実際に用いられている形式に近い形で問われます。そのため午前試験で合格点を超えたあたりから取り組むべきです。

但し、ソフトウェア開発(プログラム言語・表計算)問題やアルゴリズム問題などの午後試験独自の問題には学習時間にかなり要するため早期着手が必須です。

大量の単語を暗記できません。コツなどありますでしょうか?

ひたすら過去問演習をして、間違えた問題は周辺知識を活用して覚えましょう。

よく似ている単語や対照的な単語同士は一覧表にしてまとめておくのも良いでしょう。

単純に見る回数を増やすことで覚えることができたりするので、まとめた表はスマホでいつでもチェックできるようにしておきましょう。

まとめ

基本情報技術者試験は登竜門といえど、優しくはありません。

焦らずコツコツ勉強することで着実に合格につながります。

記事の内容に関する質問以外にも私に相談したいこと等ございましたらTwitteまたはお問い合わせで連絡してください。

YOLO, You only live once. 人生一度きり

みなさん、今日も良い1日を!

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