FX エリオット波動

【エリオット波動】推進波である インパルス について3原則と共にわかりやすく解説します

こんにちは、キムゴンです。

今回はエリオット波動の推進波について解説します。

「エリオット波動とは」については下記記事で解説していますので、まだ読んでいない方は事前に読んでおくことをオススメします。

https://kimgonblog.com/what_is_elliott_wave/

目次

推進波とは

推進波とはその相場を推進する波動のことです。

上昇している相場においては上昇方向の波動を指し、下落している相場においては下落方向の波動を指します。

難しく考えず、「上がっているから上向が推進波」・「下がっているから下向きが推進波」と覚えてください。

下図のドル円チャートを例に見てみると右肩上がりに相場が変動していることがわかります。このような場合は上昇方向が推進波となります。

TradingView ドル円のチャート

2種類の推進波

推進波にはインパルスとダイアゴナルという2種類があります。

以前の記事で推進波は5波動で形成されると述べました。

この5波動をどのように形成するかによってこの2種類に分けられます。

今回はインパルスについて解説します。

インパルス の位置付け

インパルスとはどのような推進波なのか

インパルス は5-3-5-3-5波動で構成されます。

インパルス の波動を図示したものが下記となります。

インパルス とは

このように5波動と3波動を交互に繰り返し、推進していく波動をインパルスと言います。

インパルスの特徴として1波の終点と3波の終点を結んだトレンドライン、それと並行な2波の終点と4波の終点を結んだトレンドラインから5波動目の終点を予測することができます。

下図のように4波動目までのトレンドラインが綺麗に描くことができた場合、5波動目は1波終点と3波終点を結んだトレンドライン上が終点となる多いです。

インパルス は並行チャネル内に収まることが多い

インパルスにおいては3つの原則があり、この原則に当てはまっていなければ波動のカウントが間違っている指標にもなります。

インパルス における3つの原則

インパルスには3つの原則があり、これら原則を理解することは正しいカウントを行う上でかなり大切になります

原則①:2波は1波の始点を割り込まない

下図のように2波は1波の始点を割り込むことはありません。

インパルスの原則①:2波は1波の始点を割り込まないの図

割り込んだ場合、1波とカウントしていた波が誤っていることになるため別のカウントを考える必要があります。

原則②: 1波と4波は重ならない

原則としてインパルスでは1波と4波は重なりません。

「1波と4波は重ならない」ということは1波の終点を4波の終点は越えないということになります。

1波の終点を4波の終点は越えてしまった下図のような場合は波動のカウントを考え直しましょう。

インパルスの原則②: 1波と4波は重ならないの図

原則③:1波、3波、5波のなかで3波が一番短くなることはない

1波、3波、5波のなかで3波が一番短くなることはありません。

3波が一番短くなった場合、1波・5波のカウントが誤っているか3波が延長することを考える必要があります。

インパルスの原則③:1波、3波、5波のなかで3波が一番短くなることはないの図

まとめ

今回は推進波のインパルスについて解説しました。

インパルスについては下記の3原則が存在しています。

  • 原則①:2波は1波の始点を割り込まない
  • 原則②: 1波と4波は重ならない
  • 原則③:1波、3波、5波のなかで3波が一番短くなることはない

原則を理解することで波動カウントの精度が格段に向上するのでインパルス波動と想定されるものをカウントする場合は参考にしてください。

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